表示をよく注意しましょう
グルコサミンでは、同じような含有量でも塩酸グルコサミンと硫酸グルコサミンでは摂取したときの吸収量が違うので、単純に比較できません。
それは塩酸グルコサミンの分子が、硫酸グルコサミンより小さく吸収されやすいからです。
貴重な塩酸グルコサミン
また塩酸グルコサミンの方がグルコサミン自体の含有率が、硫酸グルコサミンより高くなっています。
どちらかはわからなければメーカに問い合わせてみましょう。
ちゃんとしたメーカーなら教えてくれるはずです。
そのほか実際の含有量表示にも注意が必要です。
例えばコンドロイチンの場合は
- サメひれ軟骨(コンドロイチン含有)200mg
- サメ軟骨抽出粉末(コンドロイチン含有)200mg
- コンドロイチン(ムコ多糖) 200mg
以上の表示のされ方がありますが、これらを読み解くと
- 「サメひれ軟骨(コンドロイチン含有)」の場合はサメひれ軟骨のコンドロイチン含有率は5~20パーセントと言われているので、多くてもコンドロイチンは40mgと言う事になります。
- 「サメ軟骨抽出粉末(コンドロイチン含有)」はコンドロイチンサプリメントの原材料によく使うのがさめ軟骨抽出粉末です。そのコンドロイチン含有率は物により非常に差があります。15~20パーセントという物が普通ですがメーカーにより「60パーセント以上」とうたっている場合もあります。コンドロイチンはグルコサミンより原材料が高価なので、特別に含有率が表示されていなければ含有率は15~20パーセントとみるのが妥当でしょう。
- 「コンドロイチン(ムコ多糖)」はこの中では一番優れている表示です。コンドロイチンの成分まで踏み込んでいます。
全般に言える事ですが、グルコサミン1500mgと言っても実際にその量が入っているかというと、必ずしもそうではありません。
信用できるメーカーを選ぶ事も必要です。